“パクリ”と”参考”の違い

 

少し前の話になりますが、知り合いのフリーランスの方からとあるサイトのURLがメールで送られてきました。

「このサイト、完全に松浦さんのサイトのパクリですね・・・」と。

 

サイトを見てみると、某離島のフリーランスの人のホームページだったのですが、

構成からデザイン、文章まで見事に似ている・・・・

レイアウトもほぼ同じ、アイコンも似た感じ・・・・

似てるというより、そのまんま・・・・

 

WEBの世界では”よくある事”なので、そこまで驚きはしませんでしたが、

自分のサイトが対象になったので奇妙な気分でした。

 

正直、僕も色んなサイトを参考にするし、真似をする事もあるので、

「パクリ」が絶対いけないとは思いません。

そもそも、クリエイティブにおいて、「完全なオリジナル」である事はほとんど無いからです。

 

ただ、「パクリ」と「参考」の明確な線引きはあると思います。

自分の中での解釈はこう

パクリ・・・手っ取り早くそれなりのものを作るための単なる模倣

参考・・・より良いものを作るために他者を真似(お手本に)する事

 

つまり、「パクリ」かそうでないかというのは「志(こころざし)の高さの違いだと考えています。

「良いものを作りたい」と考えている志の高い人(デザイナー)なら、他のサイトから丸ごとパクってしまうような事はしないし、プライドが許さないと思います。

 

そのサイトを運営している人に警告を出すつもりはありませんが、

フリーでやっている人でもこんなレベルの低い事をやってしまうのだな・・・と少し残念な気持ちになりました。

 

もう1点気になったのは、「サイトのデザインクオリティが低かった事」です。

パクるならもうちょっとマシなデザインにして欲しかった・・・

この辺も残念なポイントです。

 

僕のサイトを参考にして頂くのは大いに結構ですし、光栄な事だとは思うのですが、

「どうせパクるんならカッコいいサイトを作って欲しい!」と感じました。

 

 

Verveの名曲「Bitter Sweet Symphony」はストーンズの曲が元ネタ。

でも曲として素晴らしいからパクリでは無いと思う。

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