WEBサイトを作る際に「いくら掛かるか」はとても大事なことであるが、
さらに大事なのは「いくら掛かって、どのくらい成果(収益)を生み出したか」であると思う。
例えば、10万円でもサイトは作れるが、そのサイトが全く成果が出なかった場合。
1年というスパンで見ると、収益は1ヵ月あたり0円×12ヵ月=0円
収益は0円で掛かったコストは10万円なので、トータルで見ればマイナス10万円。
逆に、100万円で作ったサイトが月10万円の収益を生み出したとすると、
1年というスパンで見ると、収益は1ヵ月あたり10万円×12ヵ月=120万円
収益120万円で掛かったコストは100万円なので、トータルで見ればプラス20万円。
さらに2年、3年のスパンで見ればプラス140万円、プラス240万円という計算になる。
上記はすごく単純にした例なので、実際はもう少し収益やコスト計算は複雑になると思うが、
「10万円のサイト」と「100万円のサイト」で金額だけを見て「高い」「安い」と判断してしまうのは、
目先のコストしか見ておらず、その先の収益に関して思考が回っていないということ。
もちろん、10万円のサイトで沢山の収益を生むサイトが作れれば、そちらの方が費用対効果は良いが、
ビジネスの世界では大抵の場合は「収益は掛かったコストに比例する」場合が多いので、
相当難易度としては高いだろう。
「海老で鯛を釣る」のは非常に難しい。
例えば、
・1ページだけのサイトで検索エンジンから集客する(広告は除く)
・数ページのサイトで何百ページ規模の競合サイトに対抗する
・手間もお金も掛けていないサイトで多くの成果を上げる
これらは、実際にWEBサイトを運用したことのある人であれば「ほぼ不可能に近い」事であると分かると思う。
WEBマーケティングで成果を出している企業は「時間(手間)」と「お金」を掛けて収益を上げている場合が殆ど。
「お金」を掛けずに無料でブログサービスなどを使って集客することも可能だけど、その場合は毎日更新するなど、「時間(手間)」を掛けている場合が多い。
「お金」を掛ければ、必ず成果が出るわけではないが、お金を掛けずに成果を出すのはかなり難しい。
・WEBサイトからどれくらいの成果を上げたいか(名前で検索して出てくれば良いのか、収益の柱となるツールにしていきたいかなど)
・求めている成果に対して、掛かるコストは適正か(非現実的な期待を持ちすぎていないか)
この辺はWEBサイトの専門的な知識が無くても、ある程度感覚として掴んでおいたほうが、発注する際に役に立ってくるはず。
目先のコスト(お金と時間)だけで判断するのではなく、
どれくらいの成果を出したいかまで見通しながら、費用対効果の高いサイトを制作することが、
長い目で見ると「WEBマーケティングで成功する」ための第1歩だと思います。
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